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子どもと家族に寄りそうNPO

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「みてね基金」が助成したNPO(非営利団体)の紹介記事をまとめました。
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#子ども

LINEで社会的支援の“壁”を突破、誰もが支援を受けて子育てできる社会へ

認定NPO法人フローレンス「認定NPO法人フローレンス」が、困難な状況にある家庭ほど支援が届きにくいという課題を解決するため、「デジタルソーシャルワークのモデル開発とデジタル児童相談所創設」事業(以下デジタルソーシャルワーク構想)に取り組んでいる。 LINE登録するだけで、自分の地域にあった子育てお役立ち情報を入手できる他、ボタン1つで宅食支援の申込も可能。 日頃からゆるくつながっているからこそ、何気ないことも相談できる。人間相手だと言いにくいような気持ちの受け止めには、

三角定規って何? 日本社会で孤立する海外ルーツの子育て家庭を「まるごと支援」

認定NPO法人キッズドア「認定NPO法人キッズドア」は、海外ルーツの子どもとその家族の困りごとを解決するために情報発信と居場所づくりをスタート。文化や価値観、学校や子どもとの関わり方のギャップ解消を支援している。 海外から移住し、子育てをする家族は、日本と母国との文化や子育ての違いに戸惑い、困っても誰にも相談できないまま生活していることが多い。それは、子どもの孤独感や自己肯定感の低下、不就学など、解決が困難な社会課題を引き起こす要因にもなっている。 もし身近に海外ルーツの

「SALA=学校」+「SUSU=がんばって!」未来のカンボジアを担う若者に「頑張れる力」を

特定非営利活動法人SALASUSU工房でのものづくりで伝えたいのは技術よりも「ライフスキル」 「特定非営利活動法人SALASUSU」の出発点は、20年前に遡ります。当時、大学生だった村田早耶香さんが中心となって立ち上げた「かものはしプロジェクト」。「子どもが売られない世界をつくる」をミッションに掲げ、世界の人身売買の問題を解消するために結成された団体です。活動はカンボジアからスタートしました。 設立メンバーの一人だった青木さんは、2009年にカンボジアに渡り、「コミュニテ

子どもと対話しながら考える「子どもの権利ノート」、二人のママが読んでみた

「こどものけんりって、なに?」 子どもに聞かれたら、あなたはどう答えますか? 近年、子どもの声を聴き、子どもが意見を言うことを支援する「子どもアドボカシー」に注目が集まっています。子どもに対して、子どもにも意見を言う権利があることを伝え、意見を言うためにはどうすれば良いのか、どう言葉にして、どう表現すればいいのかを考える手助けをする活動のことです。 子ども自らが考え、意見を言う。その権利を有している。一見当たり前のように聞こえますが、家庭、学校、社会などのさまざまなシー

「多様な性」から「多様性」へLGBTQの子どもたちも安心して過ごせる学校現場をつくる

認定特定非営利活動法人ReBit徐々に広がるLGBTQの認知 一方で、教えるための知識は不足 「お母さん、もしかしたら私、女の子が好きかもしれない」。もしも自分の娘からそんな悩みを打ち明けられたら、どんな言葉をかけますか? 「多様な性のあり方」を意味するLGBTQ(※)という言葉の認知はここ数年で徐々に広まりつつあります。10代が親しむ芸能人やインフルエンサーの中に、LGBTQであることを公表する人が増えたことや、SDGsに向けた取り組みとして企業・団体による啓発活動が活

「ママの笑顔がいちばん!」新潟発ママの元気を支え続けるNPOの「ステップアップ」とは?

認定NPO法人はっぴぃmama応援団「みてね基金」第二期ステップアップ助成で採択した「認定NPO法人はっぴぃmama応援団」は、「ママの笑顔がいちばん!」をモットーに新潟市で活動する子育て支援団体です。 「みてね基金」の伴走支援では、資金繰りなど団体の大きな課題と向き合ったと同時に、産前産後と小児のケアに特化した訪問看護ステーションを立ち上げる決断をしました。 訪問看護ステーションとは、介護保険法に基づいて保健師や看護師が管理者となって運営する事業所のこと。主治医から発行

「世界最貧国」アフリカ・ブルンジでストリートチルドレンをゼロにする!

認定NPO法人テラ・ルネッサンス紛争経験国で「取り残された」人々を支援 突然ですが、質問です。あなたは「ブルンジ」という国をご存知でしょうか? ブルンジは、東アフリカの内陸に位置する共和国。植民地期に煽られたフツ人とツチ人の衝突から引き起こされた虐殺・内戦により、多大なる傷跡を抱える世界最貧国の一つです。隣接するルワンダと比べてその実情はほとんど報じられておらず、ゆえに「支援から取り残された国」でした。 このブルンジでストリートチルドレン※とその保護者の自立支援活動を行なっ

障がいも不登校も関係ない 阿蘇の大自然で行うインクルーシブ教育

一般社団法人sol障がい児サービス(児童発達支援、保育所等訪問支援、放課後等デイサービスなど)の利用児童数は増える傾向にあり、2019年度は2014年度に比べて約2.3倍になった(※1)。 小・中学校を長期欠席した児童生徒のうち、2020年度の「不登校(90日以上登校していないこと)」の児童生徒数は196,127人。児童生徒1,000人あたりの不登校児童生徒数は20.5人(前年度18.8人)と8年連続で増加し、過去最多となっている(※2)。 「みてね基金」に採択された「一

2030年のプログラミング教育を 学びの歴史的転換期に挑む「みんなのコード」

特定非営利活動法人みんなのコード小学校から高等教育まで、日本の教育のデジタル化は急速に進んでいる。 学習指導要領の改訂は約10年ごと。次回の2030年ごろに予定されている改訂に向けた新たな教材開発や先生のサポートが課題に。 「みてね基金」に採択された「特定非営利活動法人みんなのコード」は、中長期の視点でプログラミング教育を支援し、政策提言も行っている。 急速に進む教育の大転換 「レールを自ら敷く教育」へ 今、日本の学校教育が大きく変わろうとしています。変革のキーワード

子育てを「まちの力」で豊かに <後編>「こまち」が描くカラフルな未来図

認定NPO法人こまちぷらす「まわりに頼らなきゃだめ」 「どうしよう」 ある日、子育て中の女性が「こまちカフェ」で悩みごとを話し始めたそうです。 聞くと、遠方に住む親族に介護が必要になったものの、どうしても自分は行くことができないとのこと。一人で抱えきれなくなったところで、「こまちカフェ」を訪れたのでした。 スタッフが商店街の人たちに相談すると、「まわりに頼らなきゃだめ」と一言。その後は一時間もかからないうちに、親族が住む地域の介護情報を集めてくれ、介護サービスの会社と

子育てを「まちの力」で豊かに <前編>ママたちがのびやかに活躍する居場所づくり

認定NPO法人こまちぷらす目指しているのは「子育てが『まちの力』で豊かになる社会」。多世代が交流できる居場所を中心に、孤立した子育てをなくし、それぞれの人の力が活きる機会をつくることに力を入れている。 人は誰かと関わり、役に立てると実感できることで社会とのつながりを感じ、自信と力を取りもどす。 「みてね基金」の採択後は、創業から10年かけて蓄積した居場所づくりのノウハウを公開するなど、全国各地で理想の居場所を実現したい団体の後押しにも注力している。 「こまち」のママたち

LINE相談でより身近に 発達障がいを支援する「家庭内療育」

特定非営利活動法人ADDS発達障がいとは心の病気ではなく、脳の機能の違い。発達を支援する「療育」によって成長をサポートできる。 「療育」には、専門家のサポートだけでなく、多くの時間を共に過ごす家族からの働きかけが重要。 「みてね基金」に採択された「特定非営利活動法人ADDS」は、発達に不安がある子どもの家族がLINEで気軽に相談できるプラットフォーム「kikotto(キコット)」の開発に力を入れている。 保護者とチームになって発達支援をサポートする 「うちの子、もしか

日本ならではの文化で社会問題に挑むお坊さんたちのチーム力

認定NPO法人おてらおやつクラブ  こんにちは、みてね基金事務局です。 「みてね基金」第二期ステップアップ助成*の採択団体の認定NPO法人おてらおやつクラブ(以下、おてらおやつクラブ)を訪問した際のレポートをお届けします。おてらおやつクラブは、お寺の「おそなえ」を仏さまからの「おさがり」として、経済的に困難な状況にあるご家庭へ「おすそわけ」する活動です。 *第二期ステップアップ助成:子どもや家族のニーズに寄り添いながら地道に活動を続けている全国各地の団体が、事業や組織の基

医療中の子どもと家族に普段の生活を 心も休息できる施設

NPO法人チャイルド・ケモ・ハウス こんにちは、みてね基金事務局です。 「みてね基金」第二期ステップアップ助成*の採択団体のNPO法人チャイルド・ケモ・ハウス(以下、チャイルド・ケモ・ハウス)を訪問した際のレポートをお届けします。チャイルド・ケモ・ハウスは、小児がんをはじめとした医療的ケアが必要な子どもと家族が一緒に滞在できる宿泊可能な診療所を「公益財団法人チャイルド・ケモ・サポート基金」とともに運営されています。 兵庫県神戸市、海に囲まれたポートアイランド内にチャイルド