マガジンのカバー画像

子どもと家族に寄りそうNPO

38
「みてね基金」が助成したNPO(非営利団体)の紹介記事をまとめました。
運営しているクリエイター

#社会課題

「10代ら若者をひとりにしない」食品や現金支給も、心に寄り添う無料LINE相談の背景

認定NPO法人D×P(ディーピー)「認定NPO法人D×P(ディーピー)」では、13歳から25歳の「ユース世代の孤立」を解決するため、さまざまな困難を抱える若者の相談をオンラインで受け、必要に応じて食糧や現金等の支援をしながら社会につなぐ活動をしている。 「みてね基金」の助成事業では、無料のLINE相談「ユキサキチャット」の業務を効率化。それによって時間が生まれ、個々の相談者に寄り添った支援が可能に。 困難な状況に置かれた若者たちの背景を想像してみる。それだけで、世の中が良

LINEで社会的支援の“壁”を突破、誰もが支援を受けて子育てできる社会へ

認定NPO法人フローレンス「認定NPO法人フローレンス」が、困難な状況にある家庭ほど支援が届きにくいという課題を解決するため、「デジタルソーシャルワークのモデル開発とデジタル児童相談所創設」事業(以下デジタルソーシャルワーク構想)に取り組んでいる。 LINE登録するだけで、自分の地域にあった子育てお役立ち情報を入手できる他、ボタン1つで宅食支援の申込も可能。 日頃からゆるくつながっているからこそ、何気ないことも相談できる。人間相手だと言いにくいような気持ちの受け止めには、

三角定規って何? 日本社会で孤立する海外ルーツの子育て家庭を「まるごと支援」

認定NPO法人キッズドア「認定NPO法人キッズドア」は、海外ルーツの子どもとその家族の困りごとを解決するために情報発信と居場所づくりをスタート。文化や価値観、学校や子どもとの関わり方のギャップ解消を支援している。 海外から移住し、子育てをする家族は、日本と母国との文化や子育ての違いに戸惑い、困っても誰にも相談できないまま生活していることが多い。それは、子どもの孤独感や自己肯定感の低下、不就学など、解決が困難な社会課題を引き起こす要因にもなっている。 もし身近に海外ルーツの