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子どもと家族に寄りそうNPO

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「みてね基金」が助成したNPO(非営利団体)の紹介記事をまとめました。
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#支援

LINEで社会的支援の“壁”を突破、誰もが支援を受けて子育てできる社会へ

認定NPO法人フローレンス「認定NPO法人フローレンス」が、困難な状況にある家庭ほど支援が届きにくいという課題を解決するため、「デジタルソーシャルワークのモデル開発とデジタル児童相談所創設」事業(以下デジタルソーシャルワーク構想)に取り組んでいる。 LINE登録するだけで、自分の地域にあった子育てお役立ち情報を入手できる他、ボタン1つで宅食支援の申込も可能。 日頃からゆるくつながっているからこそ、何気ないことも相談できる。人間相手だと言いにくいような気持ちの受け止めには、

「心が傷ついた少女たちを助けたい」子どもが大人に頼れる場をつくる京都の子ども食堂

NPO法人happiness居場所づくりで大切にしたいのは、楽しいこと、大人が子どもと一緒に考えること。しんどいことはこっそり聞く。 親の虐待から逃げてきた少女たちに願うのは、「生きていてよかった」と思ってくれること。 子育てはほどほどに。頑張りすぎると困った問題が起こる原因にも。まわりに助けてもらいながら楽しんでくれたら。 「自分を受け入れてもらえた」実体験が人生を変えた 宇野さんが「ハピネス子ども食堂」を始めたのは、2005年に初めて出産を経験してから11年後。大

「子どもの立場から考える」。親の離婚を経験した子どもにとって、本当に必要な「支援」とは?

特定非営利活動法人ウィーズ親の離婚が珍しくない今の社会に、子どもの視点に立って、LINE相談窓口などを通じて家庭環境や親との関係に悩む子どもたちをサポート。過去の家庭環境のトラウマから抜け出せない人たちにも対応している。 「子どもからの依頼を受け入れられるように」と、2019年には民間で初めて面会交流(*1)支援の無料化に踏み切った。 目指すのは、「ひとりひとりが価値ある自分を信じられる社会」。さまざまな活動を通じて自尊心をはぐくみ、家庭や命の尊厳が守られる社会づくりに取

「世界最貧国」アフリカ・ブルンジでストリートチルドレンをゼロにする!

認定NPO法人テラ・ルネッサンス紛争経験国で「取り残された」人々を支援 突然ですが、質問です。あなたは「ブルンジ」という国をご存知でしょうか? ブルンジは、東アフリカの内陸に位置する共和国。植民地期に煽られたフツ人とツチ人の衝突から引き起こされた虐殺・内戦により、多大なる傷跡を抱える世界最貧国の一つです。隣接するルワンダと比べてその実情はほとんど報じられておらず、ゆえに「支援から取り残された国」でした。 このブルンジでストリートチルドレン※とその保護者の自立支援活動を行なっ