「みてね基金」初の支援先となる24団体が決定。海外14団体と合わせて総額2.5億円を資金提供します。
※2020年6月3日に公開された記事です。
総額10億円の基金、第一期は新型コロナウイルスの影響で緊急支援が必要な子どもとその家族を支援
子どもやその家族を取り巻く社会課題の解決を目的に、2020年4月13日(月)に設立した「みてね基金」の第一期1回目の助成先24団体を決定し、148,781,918円の支援を行うことをお知らせいたします。
「みてね」では、多くの家族が「みてね」(英語名:FamilyAlbum)を利用しているアメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリアでも、14団体に対して4月24日(金)に100万ドルの寄付を実施しており、国内外問わず支援の輪を広げています。今回の支援により、寄付総額は256,281,891円※1となりました。
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「みてね基金」は、子どもやその家族を取り巻く社会課題の解決に向けて活動する団体に対し、資金の提供および助成先団体の活動支援を行う目的で設立しました。取締役会長の笠原 健治が個人として10億円を資金提供しており、主に難病・教育・貧困・出産・虐待の領域での課題解決に取り組む団体を対象としています。
第一期1回目の公募では、2週間という短い公募期間にもかかわらず、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で深刻な課題を抱えた子どもやその家族に対する支援活動のご提案を全国各地よりいただきました。
選考は難航を極めましたが、経済的困難が深刻化するひとり親家庭への支援、不安を抱えた妊婦や産前・産後のママに対するオンラインでの支援、虐待などに苦しむ子どもへの支援など、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、一層困難な状況に置かれている方々に対し、民間団体ならではのスピード感や工夫とともに、柔軟かつ有効な対応ができるご提案を採択しました。
5月15日(金)に応募を締め切った第一期2回目の公募にも、全国から優れた支援活動のご提案をいただいております。新型コロナウイルスによる未曾有の状況に対して尽力いただいている皆さまのお力になれるよう、選考を進めてまいります。
第一期1回目の助成採択団体
第一期1回目の公募では、課題の緊急性、事業の適切性、予算の妥当性、事業の実現可能性といった観点から選考し、当初計画していた10〜15団体の想定を超える24団体への支援を決定することができました。現在選考を行っている第一期2回目については、第一期1回目以上のご応募をいただいており、助成採択団体数も第一期1回目を超える規模となる見通しです。
第一期1回目の助成先に決定した団体は下記の通りです。(五十音順、アルファベット順、数字順)
〇難病・障がいを抱える子どもやその家族に対する支援
〇教育格差による不利益を受ける子どもを対象とした支援
〇経済的な貧困により不利益を受ける子どもを対象とした支援
〇出産を願う夫婦を対象とした不妊治療や妊活、妊娠中、産後の支援
〇虐待の予防および被害者・加害者の支援
取締役会長 笠原 健治 コメント
第一期1回目の支援団体の選考にあたり、申請いただいた各団体の皆さまと直接対話し、現場のニーズ、支援の方向性についてお聞きする機会を持てたことは、私にとってとても有意義な経験でした。特に新型コロナウイルスの影響を受けるご家庭のニーズは時々刻々と変わっていきます。今回お話した皆さまは、以前から地域密着で深い人間関係、信頼関係を築いているがゆえに拾えるニーズに応えており、また的確に動いておられる団体の皆さまであるという印象を強く受けました。こういった団体の皆さまの活動を後方支援することで、新型コロナウイルスの脅威が続く中でも、本当に必要な支援が継続的に行き届く仕組みが出来ればと願っています。
「みてね基金」では、新型コロナウイルスにともなう課題、子どもとその家族に関わる課題の解決を継続的に行えるよう、今後も全力で支援してまいります。そして、すべての子どもやその家族が幸せに暮らせる世界の実現を目指していきます。
「みてね基金」とは
「みてね基金」は、「みてね」の事業責任者でもある当社取締役会長の笠原 健治が個人として、10億円を子どもやその家族を取り巻く社会課題の解決に取り組んでいる団体に対して活動資金として提供するほか、団体の活動内容を「みてね」のユーザーの皆さまに紹介することで、社会課題そのものや、団体とその取り組みの認知向上にも貢献していく助成活動です。第一期の公募では、対象を新型コロナウイルスの影響で困りごとを抱える家庭を支援する活動を行う団体に絞って実施しました。
なお、「みてね基金」の運営にあたっては、社会的な課題に取り組むリーダーや団体を数多く支援してきた実績のあるNPO法人ETIC.の協力・助言を得ています。
みてね基金
NPO法人ETIC.
「みてね基金」第一期助成スケジュール
1回目の審査期間
・1回目の公募受付 〜4月24日(金)15:00
・1回目の一次審査 ~5月1日(金)
・1回目の最終審査 ~5月22日(金)
・1回目の助成先決定 5月29日(金)
2回目の審査期間
・2回目の公募受付 〜5月15日(金)15:00
・2回目の一次審査 ~5月22日(金)
・2回目の最終審査 ~6月12日(金)
・2回目の助成先決定 6月19日(金)
1回目に関しては、本日の助成先決定の発表以降、必要な手続きを完了された団体様より順次助成活動をスタートします。なお、第二期の実施に関しては決定次第改めてお知らせします。
「家族アルバム みてね」とは
「みてね」は、ママ・パパが撮った子どもの大切な写真や動画を、祖父母や親戚など招待した家族だけに簡単に共有することができる、写真・動画共有アプリです。写真や動画は無料無制限でアップロードが可能で、子どもとの日常やイベントなどの写真や動画を気軽に共有し、家族みんなで楽しくコミュニケーションできるサービスを2015年4月より提供しており、2020年4月にはユーザー数700万人※2を突破しました。
また、「みてね」は離れて暮らす家族はもちろんのこと、世界的な新型コロナウイルスの流行により、直接会えなくなってしまった家族のコミュニケーションも支えており、写真や動画の共有による家族の会話量は、2020年2月と4月を比較すると2倍強※3になりました。
さらに、「みてね」への写真・動画の月間アップロード枚数は、2019年8月時点で1億枚以上に達し、夫婦で活用されている方のアクティブ率(週に1度以上「みてね」を使うユーザーの割合)は7割以上と、多くのご家族の皆さまにとってなくてはならないサービスとして成長を続けています。「みてね」は、『子育てをもっと楽しく』『“孤育て”をなくす』を実現するため、これからも家族みんなが楽しくコミュニケーションできる場を提供します。
公式サイト
【日本語】 https://mitene.us
【アメリカ英語】 https://family-album.com
【イギリス英語】 https://family-album.com/en-gb
【フランス語】 https://family-album.com/fr
【韓国語】 https://family-album.com/ko
【中文(繁體字)】 https://family-album.com/zh-tw
※1 1ドルを107.50円(2020年4月24日時点の為替レート)として換算
※2 iOS・Androidアプリ登録者数、ブラウザ版登録者数の合計
※3 2020年2月27日と、4月20日時点とのコメント数の比較