見出し画像

「みてね基金」2回目の支援先となる29団体が決定しました。海外14団体と合わせて総額4億円を資金提供します。

※2020年6月29日に公開された記事です。


総額10億円の基金、第一期は新型コロナウイルスの影響で緊急支援が必要な子どもとその家族を支援

子どもやその家族を取り巻く社会課題の解決を目的に、2020年4月13日(月)に設立した「みてね基金」の第一期2回目の助成先29団体を決定し、152,230,387円の支援を行うことをお知らせいたします。

新型コロナウイルスの影響で緊急支援が必要な子どもとその家族に向けて支援を行う第一期では、5月29日(金)に第一期1回目として24団体への支援を行っているほか、4月24日(金)には、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリアでも14団体に対して100万ドルの寄付を実施しており、今回の支援により、全67団体に総額408,512,278円※1の資金提供を行うこととなりました。

---

「みてね基金」は、子どもやその家族を取り巻く社会課題の解決に向けて活動する団体に対し、資金の提供および助成先団体の活動支援を行う目的で設立しました。取締役会長の笠原 健治が個人として10億円を資金提供しており、主に難病・教育・貧困・出産・虐待の領域での課題解決に取り組む団体を対象としています。

第一期2回目の公募では、4月から5月にかけて行った1回目の公募に続き、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で深刻な課題を抱えた子どもやその家族に対する支援活動のご提案を、全国各地よりいただきました。

選考は難航を極めましたが、経済的困難が深刻化する家庭への生活支援、オンラインを活用した教育格差の解消、不安やストレスを抱えた産前産後の女性の支援、重い病気や障がいを抱えた子どもやその家族のサポートなど、困難な状況に置かれている方々に対し、民間団体ならではのスピード感や工夫とともに、有効な対応ができるご提案を採択させていただきました。

また、感染拡大やロックダウンの影響が深刻化するアジア・アフリカへの支援に取り組む日本の団体への支援も決定しました。

第一期2回目の助成採択団体

第一期2回目の公募では、課題の緊急性、事業の適切性、予算の妥当性、事業の実現可能性といった観点から選考し、1回目よりも5団体多い、29団体への支援を決定しました。

本日の助成先決定の発表以降、必要な手続きを完了された団体様より順次助成活動をスタートします。

第一期2回目の助成先に決定した団体は下記の通りです。(五十音順、アルファベット順、数字順)

〇難病・障がいを抱える子どもやその家族に対する支援

特定非営利活動法人エイズ孤児支援NGO・PLAS
・助成プロジェクト名:アフリカの子どもと家族への食糧支援と感染予防啓発活動
・助成額:5,200,204円

認定NPO法人シャイン・オン・キッズ
・助成プロジェクト名:入院中の子ども達の孤立を防ぐ双方向オンライン心理支援事業
・助成額:10,000,000円

一般社団法人全国手をつなぐ育成会連合会
・助成プロジェクト名:知的障害児者福祉サービスの事業継続支援
・助成額:2,520,000円

特定非営利活動法人ダイバーシティ工房
・助成プロジェクト名:コロナ影響下で困難を抱える子どもと家族の総合相談事業
・助成額:9,400,000円

特定非営利活動法人チャイルド・ケモ・ハウス
・助成プロジェクト名:重い病気の子どもと家族に対するオンライン支援と居場所づくり
・助成額:2,050,000円

認定NPO法人日本クリニクラウン協会
・助成プロジェクト名:闘病中のこどもたちに遊ぶ機会「こども時間」をWEBで届ける
・助成額:5,000,000円

NPO法人日本ホスピタル・クラウン協会
・助成プロジェクト名:闘病中の子ども達の笑顔を引き出す活動
・助成額:1,500,000円

認定NPO法人ペアレント・サポートすてっぷ
・助成プロジェクト名:障害児の保護者が安心して相談し学べる支援体制構築プロジェクト
・助成額:2,153,333円

一般社団法人Kukuru
・助成プロジェクト名:医療的ケア児と家族の緊急レスパイト事業
・助成額:3,750,000円

〇教育格差による不利益を受ける子どもを対象とした支援

特定非営利活動法人いるか
・助成プロジェクト名:休校に伴うこども達の学習をサポートするオンライン学習支援事業
・助成額:7,048,000円

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン
・助成プロジェクト名:新型コロナ影響下における子どもの教育格差解消事業
・助成額:10,000,000円

社会福祉法人 日本国際社会事業団(ISSJ)
・助成プロジェクト名:難民・難民申請者の子どものオンライン家庭学習支援
・助成額:1,700,000円

特例認定NPO法人e-Education
・助成プロジェクト名:バングラデシュの大学生による高校生向けオンライン家庭教師事業
・助成額:5,000,000円

認定NPO法人PIECES
・助成プロジェクト名:トラウマインフォームドケアに基づくあそびのガイドライン制作
・助成額:5,990,000円

〇経済的な貧困により不利益を受ける子どもを対象とした支援

特定非営利活動法人おてらおやつクラブ
・助成プロジェクト名:困窮するひとり親家庭・貧困支援団体への物資配給事業の拡充
・助成額:4,020,000円

特定非営利活動法人親子関係支援センターやまりす
・助成プロジェクト名:福井での要保護・要支援家庭の親子の総合支援事業
・助成額:1,500,000円

認定特定非営利活動法人かものはしプロジェクト
・助成プロジェクト名:インド全土封鎖により困窮した人身売買サバイバーへの緊急支援
・助成額:5,960,000円

特定非営利活動法人全国こども食堂支援センター・むすびえ
・助成プロジェクト名:こども食堂の支援を通じて生活困難家庭を支える事業
・助成額:10,000,000円

一般社団法人つくろい東京ファンド
・助成プロジェクト名:困難を抱えた未成年者へ電話をお渡し社会へつなげるプロジェクト
・助成額:5,762,800円

特定非営利活動法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク
・助成プロジェクト名:困窮する家庭へ食料と学びのオンライン環境を届けるプロジェクト
・助成額:6,858,000円

認定NPO法人ノーベル
・助成プロジェクト名:コロナ禍で困窮するひとり親家庭の子育てと仕事・生活を支える
・助成額:10,000,000円

特定非営利活動法人ACE
・助成プロジェクト名:ガーナ・インドで教育格差や貧困に立ち向かう親子の支援事業
・助成額:10,000,000円

一般社団法人Omusubi(子育てシェアスペースOmusubi)
・助成プロジェクト名:待機ママと雇用マッチングを通した子育ての多様性を守る事業
・助成額:1,900,000円

〇出産を願う夫婦を対象とした不妊治療や妊活、妊娠中、産後の支援

かごんまみんなの子育てサークルてんがらもんHugHug
・助成プロジェクト名:助産師とはぐくむオンライン子育てサロンえがおのわプロジェクト
・助成額:1,231,800円

特定非営利活動法人ピッコラーレ
・助成プロジェクト名:若者のためのまちの保健室【ピコの保健室】の運営
・助成額:5,850,000円

特定非営利活動法人マドレボニータ
・助成プロジェクト名:産後のセルフケア(オンライン講座)の提供とその効果測定
・助成額:7,161,250円

みやぎ助産師オンラインチーム(M-MOT)
・助成プロジェクト名:助産師によるオンライン母親・両親教室、育児講座事業
・助成額:1,600,000円

一般社団法人be.らぼらとり
・助成プロジェクト名:ママを孤立させない『子育てオンラインサポート』事業
・助成額:4,200,000円

〇虐待の予防および被害者・加害者の支援

特定非営利活動法人若者メンタルサポート協会
・助成プロジェクト名:子どもと家族のためのオンライン居場所づくり
・助成額:4,875,000円

取締役会長 笠原 健治 コメント

第一期第1回目・第2回目、及び海外含めて全67団体の皆さまに累計4億円の支援をさせていただけたことを嬉しく思います。また非常に多くの団体の皆さまからご応募いただいたことを心より感謝しております。

課題解決の手法が革新的・未来的な印象を受ける活動も数多くあり、私自身新しい社会の可能性を感じることができました。今後もその取り組みの輪が広がっていくことを楽しみにしております。

新型コロナウイルスの影響を受けるご家庭のニーズは時々刻々と変わっていきます。こういった団体の皆さまの活動を後方支援することで、新型コロナウイルスの脅威が続く中でも、本当に必要な支援が継続的に行き届く仕組みができればと願っています。困難な時はお互いに助け合う、持続可能な社会づくりに貢献できればと考えています。

「みてね基金」では、新型コロナウイルスにともなう課題、子どもとその家族に関わる課題の解決を継続的に行えるよう、今後も全力で支援してまいります。そして、すべての子どもやその家族が幸せに暮らせる世界の実現を目指していきます。

「みてね基金」とは

「みてね基金」は、「みてね」の事業責任者でもある当社取締役会長の笠原 健治が個人として、10億円を子どもやその家族を取り巻く社会課題の解決に取り組んでいる団体に対して活動資金として提供するほか、団体の活動内容を「みてね」のユーザーの皆さまに紹介することで、社会課題そのものや、団体とその取り組みの認知向上にも貢献していく助成活動です。第一期の公募では、対象を新型コロナウイルスの影響で困りごとを抱える家庭を支援する活動を行う団体に絞って実施しました。

なお、「みてね基金」の運営にあたっては、社会的な課題に取り組むリーダーや団体を数多く支援してきた実績のあるNPO法人ETIC.の協力・助言を得ています。

みてね基金
NPO法人ETIC.

「みてね基金」第一期助成スケジュール
1回目の助成スケジュール
・1回目の公募受付 ~4月24日(金)15:00
・助成契約の締結 6月中旬
・助成金の支払い 6月下旬以降

2回目の助成スケジュール
・2回目の公募受付 ~5月15日(金)15:00
・助成契約の締結 7月中旬
・助成金の支払い 7月下旬以降

必要な手続きを完了された団体様より、順次助成活動をスタートします。

「家族アルバム みてね」とは

「みてね」は、ママ・パパが撮った子どもの大切な写真や動画を、祖父母や親戚など招待した家族だけに簡単に共有することができる、写真・動画共有アプリです。写真や動画は無料無制限でアップロードが可能で、子どもとの日常やイベントなどの写真や動画を気軽に共有し、家族みんなで楽しくコミュニケーションできるサービスを2015年4月より提供しており、2020年4月にはユーザー数700万人※2を突破しました。

また、「みてね」は離れて暮らす家族はもちろんのこと、世界的な新型コロナウイルスの流行により、直接会えなくなってしまった家族のコミュニケーションも支えており、写真や動画の共有による家族の会話量は、2020年2月と4月を比較すると2倍強※3になりました。

さらに、「みてね」への写真・動画の月間アップロード枚数は、2019年8月時点で1億枚以上に達し、夫婦で活用されている方のアクティブ率(週に1度以上「みてね」を使うユーザーの割合)は7割以上と、多くのご家族の皆さまにとってなくてはならないサービスとして成長を続けています。「みてね」は、『子育てをもっと楽しく』『“孤育て”をなくす』を実現するため、これからも家族みんなが楽しくコミュニケーションできる場を提供します。

公式サイト
【日本語】 https://mitene.us
【アメリカ英語】 https://family-album.com
【イギリス英語】 https://family-album.com/en-gb
【フランス語】 https://family-album.com/fr
【韓国語】 https://family-album.com/ko
【中文(繁體字)】 https://family-album.com/zh-tw

※1 1ドルを107.50円(2020年4月24日時点の為替レート)として換算
※2 iOS・Androidアプリ登録者数、ブラウザ版登録者数の合計
※3 2020年2月27日と、4月20日時点とのコメント数の比較