子どもやその家族を取り巻く社会課題の解決を目的に、2020年4月13日(月)に設立した「みてね基金」の第二期の助成先20団体を決定し、597,740,000円の支援を行うことをお知らせします。
「みてね基金」は、子どもやその家族を取り巻く社会課題の解決に向けて活動する団体に対し、資金の提供および助成先団体の活動支援を行う目的で設立しました。取締役会長の笠原 健治が個人として10億円を資金提供しており、主に「難病・障がい」「教育」「貧困」「出産・子育て」「虐待」の領域での課題解決に取り組む団体を対象としています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けて困りごとを抱える子育て家庭に支援活動を行う団体に資金提供を行った第一期と海外での二度の助成活動、今回の第二期を合わせて、88団体に1,110,512,305円の助成を行うことになります。
「みてね基金」第二期の特徴:二つの助成プログラムと伴走支援
第二期は、「すべての子どもやその家族が幸せに暮らせる世界」という目標の実現を目指して、中長期的な視点から二つの助成プログラムを実施します。一つは、子どもや家族にとってよりよい社会や仕組みづくりに向けて、他の団体や地域にも波及しうる革新的な解決策のアイデアと実行力を持っている団体に、その取り組みを進めるためのまとまった投資的資金を提供する「イノベーション助成」です。もう一つは、子どもや家族のニーズに寄り添いながら地道に活動を続けている全国各地の団体が、事業や組織の基盤を強化し、その活動をこれまでとは違うステージにレベルアップしていくことを支援する「ステップアップ助成」です。
またそれぞれの助成プログラムで、各団体のニーズを踏まえた上で、伴走支援などの非資金的な支援も提供します。
「みてね基金」第二期の採択結果
両助成プログラム共に、全国の非営利団体からご申請いただき、申請団体数は「イノベーション助成」は38団体、「ステップアップ助成」は139団体でした。選考は困難を極めましたが、その中から「イノベーション助成」では7団体へ総額500,033,332円、「ステップアップ助成」では13団体へ総額97,706,668円の支援を決定致しました。
(1)イノベーション助成:採択団体
「イノベーション助成」では、 社会システムの変⾰につながる戦略・計画・シナリオ、リーダーシップと実⾏⼒といった観点から選考しました。助成先に決定した団体は下記の通りです。(五十音順)
特定非営利活動法人キッズドア
認定NPO法人3keys
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン
認定NPO法人テラ・ルネッサンス
公益社団法人東京子ども子育て応援団
特定非営利活動法人フローレンス
特定非営利活動法人みんなのコード
(2)ステップアップ助成:採択団体
「ステップアップ助成」では、事業・活動内容や実行計画の妥当性、ステップアップに向けた適切な準備といった観点から選考しました。助成先に決定した団体は下記の通りです。(五十音順)
〇難病・障がい:難病・障がいを抱える子どもやその家族に対する支援
〇教育:教育格差による不利益を受ける子どもへの支援
〇貧困:経済的な困窮など、家庭環境により不利益を受ける⼦どもへの⽀援
〇出産・子育て:妊活、妊娠から出産、⼦育てに伴う不安や負担への⽀援
〇虐待:虐待の予防および被害者への⽀援
取締役会長 笠原 健治 コメント
「みてね」の立ち上げ・運営を通して、「家族の絆を深めていくこと」「子どもへの愛情を世代を越えてつないでいくこと」の価値の大きさにあらためて気づきました。どうすればより使いやすくなるか、ひいてはもっと子育てが楽しくなるか、ご家族の幸せにつなげられるかを考える日々です。一方で、そういった価値をより多くの方々に届けていきたい、社会課題の解決に取り組む団体を支援することで、すべての子どもやその家族が幸せに暮らせる世の中を実現していきたい、という思いが募り、2020年4月に「みてね基金」を立ち上げるに至りました。
「みてね基金」第二期において、「イノベーション助成」「ステップアップ助成」で特色のある20団体の皆さまに支援させていただけることを嬉しく思います。また、今回も非常に多くの団体の皆さまからご応募いただいたことを心より感謝しております。
今後社会にとって新しく必要となる、チャレンジングな取り組みの数々のアイデアに遭遇し、選考は非常にワクワクする時間でした。その中から選定するのは本当に大変でしたが、当初予定していた枠を超えて支援できることを嬉しく思います。
こういった団体の皆さまの活動を後方支援することで、本当に必要な支援が継続的に行き届く仕組みができればと願っています。困難な時はお互いに助け合う、持続可能な社会づくりに貢献できればと考えています。
「みてね基金」では、子どもとその家族に関わる課題の解決を継続的に行えるよう、今後も全力で支援してまいります。そして、すべての子どもやその家族が幸せに暮らせる世界の実現を目指していきます。
「みてね基金」とは
「みてね基金」は、「みてね」の事業責任者でもある当社取締役会長の笠原 健治が個人として、10億円を子どもやその家族を取り巻く社会課題の解決に取り組んでいる団体に対して活動資金として提供するほか、団体の活動内容を「みてね」のユーザーの皆さまに紹介することで、社会課題そのものや、団体とその取り組みの認知向上にも貢献していく助成活動です。
第一期では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けて困りごとを抱える子育て家庭に緊急度の高い支援活動を行う53団体に資金提供を行いました。また、海外でも2度の助成活動を行っており、2020年4月にアメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリアの15団体に100万ドル(107,500,000円)※1、2020年12月にアメリカの1団体に100万ドル(104,260,000円)※2の資金提供を実施しています。
第二期は、革新的で優れた成果が期待できる取り組みを支援する「イノベーション助成」と、地域課題に地道に取り組んでいる団体のさらなる成長を支援する「ステップアップ助成」の2部門で20団体を採択しました。今回の採択により、「みてね基金」全体では88団体に1,110,512,305円の助成を行うことになり、当初予定をしていた10億円の活動資金を越えておりますが、「みてね基金」の活動を通じて感じた課題の重大さ、および助成を行うことの支援効果の大きさから、活動資金額にとらわれず、今後も活動を続けてまいります。
なお、「みてね基金」の運営にあたっては、社会的な課題に取り組むリーダーや団体を数多く支援してきた実績のあるNPO法人ETIC.の協力・助言を得ています。
「家族アルバム みてね」とは
「みてね」は、ママ・パパが撮った子どもの大切な写真や動画を、祖父母や親戚など招待した家族だけにリアルタイムに共有することができる、写真・動画共有アプリです。写真や動画は無料無制限でアップロードが可能で、子どもとの日常やイベントなどの写真や動画を気軽に共有し、家族みんなで楽しくコミュニケーションできるサービスを2015年4月より提供しており、2020年8月にはご利用数800万人※3を突破しました。
「みてね」への写真・動画の月間アップロード枚数は、2020年7月時点で1.2億枚に達し、夫婦で活用されている方のアクティブ率(週に1度以上「みてね」をご利用になる方の割合)は7割以上と、多くのご家族の皆さまにとってなくてはならないサービスとして成長を続けています。
「みてね」は、『子育てをもっと楽しく』『“孤育て”をなくす』を実現するため、これからも家族みんなが楽しくコミュニケーションできる場を提供します。
※1 1ドルを107.50円(2020年4月24日時点の為替レート)として換算
※2 1ドルを104.26円(2020年12月1日時点の為替レート)として換算
※3 iOS・Androidアプリ登録者数、ブラウザ版登録者数の合計
ダウンロード
・各ストアで「みてね」で検索
・下記からダウンロード
公式サイト
【日本語】 https://mitene.us
【アメリカ英語】 https://family-album.com
【イギリス英語】 https://family-album.com/en-gb
【フランス語】 https://family-album.com/fr
【ドイツ語】 https://family-album.com/de
【韓国語】 https://family-album.com/ko
【中文(繁體字)】 https://family-album.com/zh-tw